Sketch + glamour = Sketchglamスケッチグラムはスケッチ(描く)とグラマー(魅惑的な)を合わせた造語です。ある日、ふと目にした一枚の絵がありました。それは、なんだかよくわからないけど心をグッとつかまれるような、なんともいえない独特な色彩の絵でした。それが障害のある方が描いたものだということを私はのちに知ることになります。障害と共に生きる人たちが「アート」を自分自身の表現方法として社会と繋がっていくには、創作活動を続けていける支援環境、適性な収入など社会課題はまだまだ多いことが現実です。この課題解決のために企業の力添えは重要です。アール・ブリュット(障害者アート)のこと、それを取り巻く環境を知ってもらい、作家と企業をつなぎ、お互いが応援し合えるような環境をつくりたいと思ったことがスケッチグラムプロジェクトの始まりです。作品がいつ出来上がるかわからない、途中で辞めちゃうかもしれない。テーマがコロコロ変わる。アール・ブリュットではそんなことは日常茶飯事です。私たちは「もっとこうした方がいい」「こうしてほしい」と考えるよりも「そこがイイんじゃない」というようなモラトリアムな捉え方で受けいれられると、もっとアール・ブリュット(障害者アート)が身近になるのではないかと思います。そうなれば障害があるとかないとか、そんなことはもうどうでもよくなって、きっと本当の意味でのボーダレスな世の中になることでしょう。「違う」をそのまま受けいれられる事・・・多様性ってそういう事なんじゃないかと思うのです。()