miyoの作品は、「描く」というより「積み重ねる」ことで完成していく。絵の具が幾層にも重なることで生まれる陰影や質感は、光の当たり方によってさまざまな表情を見せる。塗り絵を通して色に親しみ、心を落ち着かせる時間を大切にしてきたmiyo。もともと色の組み合わせに強い興味があり、「自分でも描いてみたい」という想いから、アクリル絵の具とペインティングナイフを手にしました。そこで出会ったのが、絵の具の厚みや質感そのものを表現として楽しむテクスチャーアート。キャンバスに絵の具を幾重にも重ねながら、その日の感覚に身を委ね、心に浮かんだ配色を自由に形にしていきます。規則や理論ではなく、湧き上がる色彩のイメージを大切にすることで生まれる作品は、静けさと力強さをあわせ持ち、見る人それぞれに異なる印象を与えます。色には心を動かす力があり、質感には触れたくなるような温もりがある。miyoは、色と質感が織りなす表現を通して、心に寄り添う作品を描き続けています。