2024年、彼女のアートは静かに、しかし確かに動き出した。本格的に創作を始めてからまだ日が浅いにもかかわらず、その表現はすでに強い個性と存在感を放っている。ミリペンを手にした瞬間、彼女の世界は線となり、丸となり、思いつくままに敷き詰められた曲線やパターンが、独特のリズムを奏でる。細密でありながら自由、緻密なのに遊び心に満ちたそのスタイルは、一度見れば忘れられない魅力を持つ。作品は、アルコールマーカーで鮮やかに着色されることもあれば、あえてモノクロのまま残されることもある。どちらの表現も、彼女の線がもつ世界観をより際立たせ、見る人の想像を心地よく広げていく。普段は動物や植物など自然モチーフを描きながら、ふとした瞬間には空想の世界へ飛び込み、誰も見たことのない生命や風景を生み出していく。その自由さと柔軟さが、作品に独特の温度を与えている。さらに、デジタルイラストにも挑戦中。カラフルで派手めな表現は、ペン画とはまた違う彼女の一面を見せてくれる。アナログとデジタルの領域を軽やかに行き来しながら、創作の可能性を広げていく姿勢は頼もしく、未来を感じさせる。まだ始まったばかりのアートの旅路。だからこそ、これから彼女がどんな世界を描き、どんな色を見せてくれるのか——その成長が楽しみでならない。